こんにちは、みこです。
旅の記憶は不思議なもので、
それが一粒でもココロに落ちると、もう大変なのです。
久々、異国を旅する友人の写真家カズさんと話をしたからでしょうか。
ヴァンヴの蚤の市の有名人、ブルドックを連れたパトリスは、
私たちがパリに行くと必ず逢いにいくひと。
60年代のデザインが好きで、以前は映画関係の仕事をしていたという。
調理器具が主、どれもきれいに磨いて並べてある。
商品は人を表わすって言うけれど、
好きなものを大切に扱っているんだなって、とても嬉しくなる。
それに彼はとても着こなしがお洒落。
辛口ムッシュが言うから間違いない(笑)
左がパトリス、ムッシュ撮影。
ここがジェーン・バーキンが住んでいたところ。
そう言われても石壁があるばかりで、中はどんなふうになっているの。
そこからすぐのところに、ゲンズブールの住んでいた落書きだらけの家がある。
私、みこがムッシュを撮影。
トリュフォーの映画でジャンピエール・レオが窓を大きく開け放った一瞬、
雑踏のざわめきがおしよせてくる場面。
たぶん、夜は、そんなふうにやってくる。
リスボンのホテルで、旧い鎧戸をあけたときのように。
旅の記憶は、旅の種となって、たちまち私の中で芽吹いてくる。
一昨年の夏、なかなかやっかいな皮膚炎を発病してから、
完治するまで海外はあきらめた私だったけれど、
それでも何が起きるかわからない今、それでいいの?って考えてしまう日々。
私の中に宇宙が存在することも気づいているけれど、
私の外の宇宙もまだまだ感じに行きたい。
ニューヨーク…どうしよう…
(お知らせ)
ミクロVSカズ二人展
「僕らのパラレルワールド」
見えない月を想う…黒木一明
開催場所
宮崎空港ビル3Fギャラリー
開催期間
2011年4月1日~4月29日