鶴川 白洲邸
街道をそれ、土道を踏みしめながら木漏れ日の下を行く。
前方に茅葺き屋根の一軒屋が現れる。
「武相荘」である。
最近またとみに雑誌や番組などでも取り上げられている皆さんご存知の
あの白洲次郎・正子氏の生前の自邸である。
ちょうど去年の今頃訪れたことを
PRESS(2007年6月10日)にも載せていたが、
あれから東京へ行く度に時間を見つけては何度か訪れている場所である。
今年もまた、ちょうど庭先に小紫陽花・蛍袋が咲く頃、機会に恵まれた。
次郎氏の美意識の高さ、スピリットは改めて稚拙な自分が言うまでもなく
また、男として人としての生き様が、目標にするとかいうだいそれたものでもなく
ただただ20年来のいちファンとして、その空間に身を置くことが至福のひととき
なのかもしれない。。。
庭の自然が、骨董が、そして家自身が白洲次郎氏とは、白洲正子氏とは
どんな人物かを物語る。